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第2回ASOCセミナー:ESG投資の進化(2023.6.30)

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アイキャッチ画像:第2回ASOCセミナー:ESG投資の進化(2023.6.30)

ASOC (Asian Scholars Online Consortium)は、国や大学の境界を越えた研究ネットワークです。九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 文化変動クラスター情報モジュールが事務局をしております。ASOCは、毎年11月に学生国際会議を開催しています。このたび、定期的にオンラインセミナーを開催することといたしました。専門分野・国籍・立場に関係なく、どなたでもご参加いただけます!

日程:2023年6月30日(金)午後1時〜午後2時30分(GMT+9)
方法:オンラインZoom
参加費:無料 

※ このフォームを送信いただいた後、ZoomのURLが送付されます。
※ このセミナーは英語で開催されます。

詳細

日時 2023年6月30日 13:00 ~ 2023年6月30日 14:30
会場 Zoom
参加費 無料
お問い合わせ先 大賀哲(法学研究院)
toga★law.kyushu-u.ac.jp
* ★ を @に変更してください。

報告者

御代田有希(一橋大学大学院法学研究科特任助教(ジュニアフェロー))

タイトル

ESG投資の進化-批判、曖昧さ、そして影響-

概要

 ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の概念は、国連が支援する「責任投資の原則(PRI)」という組織によって提唱されました。これは、環境、社会、ガバナンスの視点を投資の意思決定プロセスに取り入れることを目指し、世界の金融業界や民間企業に広まっています。特にESG投資は、2015年に国連総会が持続可能な開発目標(SDGs)を採択して以来、人気が高まっています。 しかし、最近のアメリカでは、ESGに反対する運動が広がっています。共和党の州議会議員や国会議員が、気候関連の金融リスク管理への企業の取り組みを阻害し、ESG投資の成長を妨げようとしています。 なぜESG投資にはこのような対立があるのか、それはグローバルガバナンスにとって何を意味するのか?このプレゼンテーションでは、ESG投資の台頭の背景とその批評について説明します。

プロフィール

一橋大学大学院法学研究科の特任助教(ジュニアフェロー)。グローバルガバナンス、持続可能な開発目標(SDGs)、およびESG投資に研究関心を持つ。近年では、グローバルなサプライチェーンにおける経済安全保障と人権問題についての研究関心を深めている。慶應義塾大学卒業後、三菱東京UFJ銀行(現在のMUFG)で勤務、その後、一橋大学国際公共政策大学院に進学。一橋大学大学院法学研究科の博士課程中には、米国農務省でインターンシップを経験し、国連支援の責任投資の原則(PRI)協会でも働く。目標は、学術的な洞察と実践的な経験を統合することである。