第1回グローバルガバナンス・セミナー 共催・協力イベント このセミナーは九州大学・東洋大学・ソウル国立大学による連続セミナー・シリーズです。 このセミナーは英語で実施されます。 詳細 日時 2023年4月29日 13:00 ~ 2023年4月29日 14:30 開催日時 2023年4月29日(土)13:00-14:30 対象 どなたでもご参加いただけます。 開催方法 Zoom 参加費 無料 問合せ先 大賀哲(toga★law.kyushu-u.ac.jp) ※★を@に変更してください。 講演者 邵軒磊(Hsuan-lei Shao)氏 国立台湾師範大学東アジア研究所准教授・中国研究センター所長 タイトル COVID-19の初期段階における台湾の社会メディアによるガバナンス プロフィール 台湾師範大学東アジア学部・政治学部 准教授。専門分野は日本の知識社会史、中国の近現代政治、機械学習、人工知能。 https://orcid.org/0000-0002-7101-5272 概要 社会メディアプラットフォームは、ミクロ社会としての役割を果たし、現実の社会変化を反映し形成する可能性があり、それは政府にとっても重要な課題である。さらに、World Wide Webの性質上、社会メディアガバナンスはしばしばグローバルなイベントにまで及ぶことがある。 この研究では、台湾におけるCOVID-19パンデミック期間中、政府が社会的反応のガバナンスにどのように関与し、「台湾が助ける」という公共イメージを社会メディアを通じて形成したかを調査する。本研究では、テキストマイニングや時系列分析などのビッグデータ分析技術を用いて、台湾での流行初期におけるFacebook投稿からグループ反応を収集し分析している。調査結果から、この期間中に浮かび上がった5つの重要なトピックが明らかになった。 すなわち、(a) 国内の流行予防、(b) 個人の予防方法、(c) 流行の拡散、(d) 日本と韓国の事例、(e) 中国とアメリカの流行政治である。ユーザー生成コンテンツの分析により、ユーザーが表現する主要なキーワードと感情を明らかにし、パンデミック中の国内、国際、そしてグローバルな状況に対する一般市民の反応や認識を明らかにする。 本研究は、社会メディアデータの記述的分析にとどまらず、後期パンデミック社会における流行予防や開発に関するガバナンスや意思決定プロセスに関する貴重な示唆を提供する。パンデミックに関連するさまざまなトピックに対する一般市民の反応を調査することにより、本研究は、バイオ政治や公共衛生ガバナンスに関心のある政策立案者や学者にとって重要な示唆を持つ。 イベント一覧へ戻る