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教員・研究員・スタッフFor Faculty, Researchers & Staff

里村 和歌子
准教授
里村 和歌子
アジア・オセアニア教育研究機構 海外実装部門コーディネーター
社会学・ジェンダー論専門

略歴

愛知県出身。主婦を経て大学院に進み2017年5月、博士(比較社会文化/九州大学)。
 九州大学、中村学園大学、福岡県立大学にて非常勤講師(社会学、集合行動論)、九州大学大学院比較社会文化研究院特別研究者を経て2022年4月よりアジア・オセアニア研究教育機構学術研究員、2024年4月より同助教、2025年4月より現職。

研究の概要

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有償労働と不払いの労働(無償労働)の境界が、どのような社会的状況で、いかなる条件で変容するのかを問いとして、当事者となる女性たちがなぜ、どのような事情で活動し、悩み、楽しみ、行為を意味づけているのかについて、実態とその諸要因を探ってきた。 
 具体的には、ハンドメイド作品を作り売る「作家さん」と呼ばれる女性たちや、地域活動に参加する主婦たち、自主運営学童保育所を運営する親たちなどを調査対象に、家事労働論・ケア労働論の観点から研究を重ねている。同時に、近年はフィールドを沖縄の在日米軍基地偏在問題にも広げ、ジェンダー論とポストコロニアリズム、社会運動論のアプローチを用いながら、女性たちを主体とした社会運動について研究を進めている。

関係するアジア・オセアニアの国々

ラオス、タイ、ベトナム、バングラデシュ

メッセージ

19歳のときに見田宗介氏の『まなざしの地獄』を読んで、これまで社会から排除されてきたと感じてきた自分をはじめて認めてあげることができました。決してまっすぐではない道を歩んできましたが、学問は誰にも開かれているということを、身を持って体感してきたひとりです。結婚、出産、子育て、介護など、さまざまなライフステージにおいて遭遇する社会課題は変わってきますが、長いスパンを通した学問の魅力をぜひ一緒に探していけますと嬉しいです。

所属学会・委員会活動など

日本社会学会
家族社会学会
日本社会分析学会
西日本社会学会

リンク・個人ページ・ビデオ等

主要業績

里村和歌子(2025)(書評)「山下亜紀子・吉武理大編著『入門・家族社会学ー現代的課題との関わりで」『西日本社会学年報』23, 123−4.
里村和歌子(2024)「第8章 子育て主婦とキャリアの見通し」戸江哲理、松木洋人 、木戸功(編著)『日本の家族のすがたーー語りから読み解く暮らしと生き方』青弓社, 181-200.
里村和歌子(2024)(研究ノート)「悩む主婦に関する言説の変化についての一考察―育児不安研究と「得体のしれない悩み 」をヒントに―」『九州大学教育社会学研究集録』(28)27-34.
里村和歌子(2024)「沖縄と「本土」のポジショナリティ――差別に反対するある女性活動家の生活史から」『解放社会学研究』(37)7-25.
里村和歌子(2023)(書評)「村田泰子著『「母になること」の社会学―子育てのはじまりはフェミニズムの終わりか―』」『家族社会学研究』35(2)185.
里村和歌子(2022)「自主運営学童保育所における労働の意味――参画する親へのインタビュー調査を中心に」『社会分析』(49) 43-59.
里村和歌子(2020)「第9章 雇用形態の多様 化は女性に労働の自由をもたらすのか 」三隅一人・高野和良(編著)『ジレンマの社会学』ミネルヴァ書房, 139-152.
里村和歌子(2020)「「作家さん」の労働的行為 : 主婦のハンドメイドと公共/家内領域の境界をめぐって」『社会学評論』 70(4) 325-342.
里村和歌子(2018)(研究ノート)「主婦と地域活動 : オルタナティブ労働という概念をヒントに」『社会分析』 (45) 169-178.
里村和歌子(2015)「「作家さん」が示す「新たな主婦」の可能性 : 「生活者運動」論を手がかりにして」『地球社会統合科学研究』 (3) 15-26.
里村和歌子(2013)「『転勤族の妻たち』の現代的視座 : A県B市におけるインタビュー調査を中心に」『女性学年報』(34) 124-144.
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