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Q-AOSブラウンバッグセミナー第22回「脱炭素社会に向けたゼロ・エネルギー建築の研究開発」

ブラウンバッグセミナー

アイキャッチ画像:Q-AOSブラウンバッグセミナー第22回「脱炭素社会に向けたゼロ・エネルギー建築の研究開発」

九州大学アジア・オセアニア研究教育機構(Q-AOS)では「Brown Bag Seminar Series」を4月から毎週水曜日のランチタイムに開催いたします。本学のアジア・オセアニア地域やSDGsに関連する最新の研究活動を多くの方に知っていただき、異分野研究ネットワークや交流やきっかけの場を提供できればと思います。どなたでも気軽に御参加いただける内容となっております。途中参加、途中退室もOKです。皆様の御参加をお待ちしております。

詳細

日時 2021年9月22日 12:10 ~ 2021年9月22日 12:50
形式 Zoom Webinar
言語 日英同時通訳あり、スライドやポスターも日英2言語に対応
参加費 無料
定員 500名

抄録

日本では 2020 年 10 月、菅内閣総理大臣が「2050 年カーボンニュートラル」を宣言しており,脱炭素社会の実現へ向けた様々なアプローチを急加速しています。具体的には、2050 年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロを目指し、中間目標として 2030 年までに 2013 年比で 46%の二酸化炭素排出量の削減を設定しています。日本の部門別の CO2 排出量は、多い順に産業部門(35%)、住宅・建築部門(32%)、運輸部門(19%)となり、住宅・建築部門にも高い削減目標が課せられています(なお,住宅・建築部門の CO2 排出は,主に空調・給湯・照明などの建物のエネルギー消費に由来することから建築由来と称されます)。CO2 削減量を一次エネルギーに換算すると、日本全体の削減計画(石油 5,030 万 kL)の内,住宅・建築部門には 47%(石油 2,387 万 kL)もの削減が求められています。建築由来のエネルギー消費総量が石油 4,950 万 kL であることを考えると、この削減量(建築由来の 48%)は非常に大きな目標であることが分かります。環境設計技術(建物性能の向上、再生可能エネルギー利用、設備機器効率の改善など)を導入するにしても、今から 2030 年までの 10 年弱の間に、生活環境(健康性・快適性・利便性など)に直接関係する建築由来のエネルギー消費量を、現状から半減することは極めて野心的な目標と言えます。本セミナーでは、グリーン社会の実現を目指して、建築由来のエネルギー削減に向けたゼロ・エネルギー・ ビルディングの取組みについて発表します。

当日プログラム

12:10~12:15 イントロダクション
座長 Scott Valentine 教授 (Q-AOS 研究推進ディレクター)

12:15~12:40  「脱炭素社会に向けたゼロ・エネルギー建築の研究開発
演者 尾崎 明仁 教授 (九州大学 人間環境学研究院

12:40~12:50 質疑応答

※当日の講演動画を期間限定にて後日掲載予定です。

当日資料

・参加者の皆様への御案内(同時通訳使用方法・資料・質疑応答について):PDF
※同時通訳機能はウェブブラウザ上では使用できません。
Zoomのアプリケーションをこちらよりダウンロードをお願い致します。

講演資料:PDF