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第8回・第9回アジア天然物会議 -アジア・オセアニア諸国の天然資源の持続可能な活用のための協力的な架け橋の構築-

イベントレポート

開催概要

資源循環クラスター・機能性天然素材開発モジュールでは、九州大学アジアウィークの取り組みの一つとして、令和3年10月15日と18日に、「アジア・オセアニア諸国の天然資源の持続可能な活用のための協力的な架け橋の構築」と題して、第8回と第9回のアジア天然物会議を開催しました。
第8回のアジア天然物会議では、アメリカやスペイン、マレーシア、インドネシア、ベトナム、タイ、日本の国々から6人の研究者から代謝物や有機合成、天然物化学などに関する報告がありました。
発表者は、海水に含まれる汚染物質のLC-QTOF/MS(液体クロマトグラフ 四重極飛行時間型質量分析装置)の応用法、光線力学的および超音波力学的治療法を用いた天然化合物の食品への応用や、抗結核菌の鉛化合物の合成についての発表が行われました。
さまざまな病気の治療における生理活性天然化合物の可能性や、微細藻類の抽出に有効な技術としてのパルス電界(PEF)の影響について報告があり、活発に議論がなされました。
第9回のアジア天然物会議では、ブラジル、中国、ベトナム、タイ、ネパール、日本から7人の発表者から天然物に関する報告がありました。
発表者は、真菌代謝物の非伝染性疾患の治療への応用、可溶性エポキシドヒドロラーゼに対する阻害活性を有する植物由来の代謝物、および生物農薬の研究開発について説明しました。
さらに、アジア人の腸内細菌叢と食生活や健康との関連、生理活性天然化合物の肺線維症などの治療への影響について報告があり、活発な討論がなされました。

開催日時

令和3年10月15日、18日

参加人数

第8回:63名 

第9回:46名

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アジアウィーク

アイキャッチ画像:第8回・第9回アジア天然物会議 -アジア・オセアニア諸国の天然資源の持続可能な活用のための協力的な架け橋の構築-

詳細

日時 2021年10月15日  ~ 2021年10月18日