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コロキアム:コロナ禍における災害時の女性のリスクー日本とインドネシアの心身の健康や対応の課題

イベントレポート

開催概要

 2021年10月20日九州大学男女共同参画推進室は、九州大学アジアウィークにおいて「コロキアム:コロナ禍における災害時の女性のリスクー日本とインドネシアの心身の健康や対応の課題」を九州大学医学研究院とオンラインで共催しました。本コロキアムは駐インドネシアの国連人口基金と国連人道問題調整事務所の後援もあり、国連人口基金駐日事務所の公式ソーシャルネットワークで広報されました。さらに、西日本新聞で2度紹介され、学内関係者だけでなく、市民、国連関係者、医療関係者、災害支援関係者、九州内の大学の男女共同参画推進室、NHKや西日本新聞の記者、インドネシアの防衛大学関係者など多様なステークホルダーが参加しました。
 2020年4月国連グテーレス事務総長が「女性と女の子を新型コロナ対応の中心に据えるべきだ」という緊急提言しましたが、日本では2020年後半から女性の若年世代を中心に自殺者数が15.4%も増加している状況です。本コロキアムは、SDGsでジェンダーの平等を提唱して女性支援に取り組む国連の二人の実務家と、九大の二人の専門家が社会要請の点からも緊急性の高い本課題について、互いの知見を共有し、社会へ発信することで、市民社会と共に問題意識を持つことで解決へ緒に就き、結果的にSDGsを半歩でも前進させることを目的としています。
 国連の登壇者からは、グテーレス事務総長提言や、インドネシアの女性が実際にコロナ禍でその対応について紹介がありました。中尾智弘教授は日本で最大規模で新型コロナに起因したメンタルヘルスの問題の最新の調査結果と予防について講演されました。互いに新しい知見を知り、議論することで、国を超えて共通点も見出すことができ、協力できることも分かりました。今回は、同時通訳を入れたことで、言語の壁がなくなり非常に多くの参加者に両国の現場の声を届けることができ、また活発な議論が出来ました。多方面でご支援いただきましたアジアオセアニア研究機構の関係者に感謝致します。

開催日時

2021年10月20日13:00-14:30 (終了後に交流会を14:50まで開催)

参加人数

約70人

関連リンク

弊室HPおよび広報雑誌『ポリモルフィア』(3月刊行)に掲載予定(https://danjyo.kyushu-u.ac.jp/

西日本新聞に2回掲載(10月13日<https://www.nishinippon.co.jp/item/n/815190/>、12月8日<https://www.nishinippon.co.jp/item/n/843719/>)

国連人口基金駐日事務所公式Instagram(https://www.instagram.com/p/CVNTnjnNkJs/

公式Twitter(https://twitter.com/UNFPA_Japan/status/1450417018600136704

コロキアムについて西日本新聞掲載記事

アジアウィーク

アイキャッチ画像:コロキアム:コロナ禍における災害時の女性のリスクー日本とインドネシアの心身の健康や対応の課題

詳細

日時 2021年10月20日 13:00 ~ 2021年10月20日 14:30