九州大学 アジア・オセアニア研究教育機構

九州大学

教員・研究者細谷 忠嗣 学術研究員(特任准教授)

細谷 忠嗣 学術研究員(特任准教授)

細谷 忠嗣 学術研究員(特任准教授)
  • 生存基盤環境クラスター
  • 専門:生物多様性科学・昆虫地理学・昆虫系統学・環境教育

略歴

1995年3月 弘前大学理学部生物学科卒業
1995年4月 弘前大学理学部生物学科 研究生
1998年3月 弘前大学大学院農学研究科農業生産科学専攻修士課程修了(修士/農学)
2004年3月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士後期課程修了(博士/理学)
2004年4月 九州大学大学院比較社会文化学府国際社会文化専攻 研究生
2006年4月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻 21世紀COEプログラム研究員
2007年4月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻 研修員
2007年11月 九州大学大学院比較社会文化研究院 助教
2014年4月 九州大学持続可能な社会のための決断科学センター 准教授
2020年4月 九州大学大学院比較社会文化研究院 学術研究員(特任准教授)
2020年6月 九州大学持続可能な社会のための決断科学センター 学術研究員(特任准教授)
2021年4月 九州大学大学院比較社会文化研究院 学術研究員(特任准教授)

1972年北海道出身。1995年弘前大学理学部生物学科卒業、1998年同大学院農学研究科農業生産科学専攻修士課程修了、2004年京都大学大学院理学研究科生物科学専攻博士後期課程修了、博士(理学)。京都大学21世紀COE研究員、九州大学大学院比較社会文化研究院助教,同持続可能な社会のための決断科学センター准教授などを経て,2021年4月より現職。

研究の概要:

生物多様性の理解をキーワードとして、多様な対象生物に対して、多様な研究手法を用いて、多様な視点からアプローチを行い、多角的な理解を目指して研究を進めている。主にコガネムシ上科甲虫などの昆虫類について、生物地理学、系統学、進化学的手法を用いて生物多様性理解に向けた研究を行うとともに、それらの基礎情報を用いた希少種保全や外来種対策への応用を行なっている。また、生物多様性の利用の観点から昆虫食についても研究を行なっている。この他に、日本各地で増えすぎたイノシシやシカによる獣害問題が発生しており、農林業や生物多様性への被害が発生し、駆除された個体の有効利用の問題も生じている。また、希少動物の保護増殖施設として期待される動物園においては、飼育される動物の動物福祉が課題となっている。それぞれの対策を研究するとともに、これら2課題を結びつけ、衛生的な処理を行った駆除された野生生物を動物園の大型肉食獣に屠体給餌に利用するという活動を行っている。更に、屠体給餌を来園者が背景説明とともに見学する環境教育イベントとしての開発を進めている。

関係するアジア・オセアニアの国々:

カンボジア、ラオス、タイ、インドネシア、マレーシア

所属学会・委員会活動など

Wild meǽt Zoo、日本昆虫学会、日本甲虫学会、コガネムシ研究会、日本応用動物昆虫学会、日本生物地理学会、日本進化学会、「野生生物と社会」学会、屋久島学ソサエティ、昆虫分類学若手懇談会、九州・沖縄昆虫研究会、津軽昆虫同好会、鹿児島昆虫同好会、久留米昆虫同好会、大日本猟友会

メッセージ

「生物多様性」を主軸としながらも、基礎科学と応用科学、自然科学と人文社会科学の分野間の垣根を超えた様々な形での連携を図り、現在の大きな課題である地球環境問題について学際的に研究を行い、教育を推進するチームを九州大学内外で形成していきたいと考えています。

個人ページ・ビデオ等

https://researchmap.jp/read0148801

主要業績

  1. 御田成顕・細谷忠嗣・井上裕香子・伴和幸・冨澤奏子・松本七海(2021)環境教育の場としての動物園に対する専門性が異なる専門学校生の印象と嗜好の比較:福岡市内におけるアンケート調査から. 野生生物と社会,(9): in press.
  2. Nogami, H., Ohgata, S., Saito, A., Ban, K., Akiyama, T., Hiejima, R., Takigawa, R., and Hosoya, T. (2021) A non-invasive heart rate measurement system using laser Doppler blood flowmetry with husbandry training of the masked palm cive (Parguma larvata).Japanese Journal of Applied Physics (Special Issues), 60: SCCL13.
  3. Yahara, T., Tanaka, W., Inoue, Y., Lee, J., Qian, K., Javadi, F., Onda, N., Yokota, F., Eguchi, K., Nishikitani, M., Kikuchi, K., Kawasaki, A., Jeong, Y., Ide, J., Ohta, T., Fujiwara, T., Hosoya, T., Kano, Y., Sugimoto, M., Ahmed, A., Shimatani, Y., Tokunaga, S., Nagahama, A., Hiramatsu, M. and Murakami, T. (2021) Decision Science for Future Earth: A Conceptual Framework. In. Yahara T. (ed), Decision Science for Future Earth. pp.3–64. Springer, Singapore.
  4. 伴和幸・細谷忠嗣・御田成顕・大渕希郷・西村直人・田川哲(2021)野生動物由来の屠体給餌マニュアル.伴和幸監修.九州オープンユニバーシティ,福岡.
  5. 細谷忠嗣・御田成顕・伴和幸・大渕希郷・西村直人・田川哲・荒谷邦雄(2019)動物園の飼育大型肉食獣への駆除野生獣の屠体給餌がもたらす波及効果の検討:大牟田市動物園における実践活動にもとづく課題提起.地球社会統合科学,26(1): 1-18.
  6. 細谷忠嗣・伴和幸・大渕希郷・西村直人・田川哲・御田成顕・太田徹志・楠戸建・雷陽・三木望・穆云妹・白新田佳代子・宋閻徳嘉・齊藤礼・椎原春一(2019)地域における獣害問題と動物園の動物福祉問題をつなぐ新たな実践活動 〜駆除された野生獣を動物園の動物福祉に役立てる〜.決断科学,(6): 24-49.
  7. Hosoya, T. (2016) Notes on the establishment of an exotic dung beetle, Ataenius picinus Harold (Coleoptera, Scarabaeidae, Aphodiinae) and dung beetle fauna of Takara-jima Island, the Tokara Islands, the Ryukyu Archipelago, Japan, in October 2015. Kogane, (18): 89-93.
  8. Mishima, T., Wada, N., Iwata, R., Anzai, H., Hosoya, T. and Araya, K. (2016) Super-protective child-rearing by Japanese bess beetles, Cylindrocaulus patalis: adults provide their larvae with chewed and predigested wood. Insects, 7(2): 18; doi:10.3390/insects7020018
  9. 荒谷邦雄・細谷忠嗣(2016)奄美群島固有のクワガタムシ類の自然史.In. 水田拓編著,奄美群島の自然史学 亜熱帯島嶼の生物多様性,pp. 36-56.東海大学出版会,平塚.
  10. 細谷忠嗣(2015)外来種による危機.In. 日本生態学会編・巌佐庸・舘田英典担当編集,現代の生態学1巻 集団生物学,pp. 347-366.共立出版,東京.
  11. Hosoya, T. (2014) Scarabaeid dung beetle fauna of Kodakara-jima Island, the Tokara Islands, the Ryukyu Archipelago, with special reference to establishment of an exotic dung beetle, Ataenius picinus Harold (Coleoptera, Scarabaeidae, Aphodiinae). Elytra New Series, 4(2): 271-275.
  12. Hosoya, T. (2014) Notes on establishment of an exotic dung beetle, Ataenius picinus Harold (Coleoptera, Scarabaeidae, Aphodiinae) in Takara-jima Island, the Tokara Islands, the Ryukyu Archipelago, Japan. Kogane, (16): 95-98.
  13. Hosoya, T., Tanahashi, M., Toki, W. & Katayama, M. (2013) Record of Scarabaeoidea fauna (Coleoptera, Scarabaeidae and Lucanidae) on the uninhabited island, Gaja Island in the Tokara Islands, the Ryukyu Archipelago, Japan. Kogane, (14): 133-142.
  14. Ito, Y., Harigai, A., Nakata, M., Hosoya, T., Araya, K., Oba, Y., Ito, A., Ohde, T., Yaginuma, T., Niimi, T. (2013) Insights into the evolution of the exaggerated horns of the Japanese rhinoceros beetle from RNA interference-mediated knockdown of the doublesex gene. EMBO Reports, 14: 561-567.
  15. 鈴木知之・細谷忠嗣・荒谷邦雄・谷角素彦(2012)クワガタムシ科.In. 岡島秀治・荒谷邦雄監修,日本産コガネムシ上科標準図鑑.pp.120-155. 学研,東京.
  16. 荒谷邦雄・細谷忠嗣(2010)日本のクワガタムシ・カブトムシ類における多様性喪失の危機的状況.石井実監修,日本の昆虫の衰亡と保護,I. 日本の昆虫の現状と保全,pp.36–52. 北隆館,東京.
  17. 細谷忠嗣・神保宇嗣(2010)分類学者は生物多様性条約にどう関わっていくべきか? 昆蟲(ニューシリーズ),13(2): 48-57.
  18. 細谷忠嗣・荒谷邦雄(2010)ペット昆虫としてのクワガタムシ・カブトムシ類における外来種問題.種生物学研究,(33): 135–159, pl.3.
  19. Hosoya, T. and Araya, K. (2005) Phylogeny of Japanese stag beetles (Coleoptera: Lucanidae) inferred from 16S mtrRNA gene sequences, with reference to the evolution of sexual dimorphism of mandibles. Zoological Science, 22(12): 1305-1318.
  20. Matsuoka, N., Hosoya, T., Hamaya, T. and Abe, A. (1998) Phylogenetic relationships among four species of stag beetles (Coleoptera: Lucanidae) based on allozymes. Comparative biochemistry and physiology, 119b(2): 401-406.

お問い合わせ先

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〒819-0395 福岡市西区元岡744
TEL:092-802-2319 / Fax:092-802-2391

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